第3卦

水雷屯

すいらいちゅん / Zhūn

困難な始まりを象徴する卦。草木が芽生え、地上に出ようとする苦しみを表します。新しいことを始める際の産みの苦しみであり、忍耐強く時機を待ち、正しい援助者を得ることが重要です。

上卦:坎(水)下卦:震(雷)困難始まり忍耐

卦辞(かじ)

屯。元亨利貞。勿用有攸往。利建侯。

屯は、元いに亨り、貞しきに利ろし。往くところ有るに用うること勿れ。侯を建つるに利ろし。

屯卦は困難な時期を示しますが、「元亨利貞」とあるように、根本的には発展の可能性を秘めています。ただし、今は積極的に動く時ではありません。信頼できる協力者を得て、基盤を固めることが大切です。

「侯を建つるに利ろし」とは、リーダーや協力者を立てることが吉であることを意味します。一人で困難に立ち向かうのではなく、適切な人材の助けを借りましょう。

六爻の解説(変爻)

各爻が変爻(老陽・老陰)となった場合の解釈です。

九初:初九。磐桓、利居貞、利建侯。

磐石のように留まり動かない。正しく居ることに利あり、侯を建てるに利ろし。基盤を固め、信頼できる協力者を見つけましょう。

六:六二。屯如邅如、乘馬班如。匪寇婚媾、女子貞不字、十年乃字。

困難が続き馬も進めない。賊ではなく婚姻を求める者。女子は十年待って嫁ぐ。時期を待てば良縁に恵まれます。

六:六三。即鹿无虞、惟入于林中、君子幾不如舎、往吝。

案内人なく鹿を追い林に迷い込む。君子は深追いせず諦めるべき。無理に進めば恥をかきます。

六:六四。乘馬班如、求婚媾、往吉、无不利。

馬で進もうとするが隊列が乱れる。婚姻を求めて行けば吉、利ろしからざるなし。積極的に動いて良い時。

九:九五。屯其膏、小貞吉、大貞凶。

恩沢を施そうとするが行き届かない。小事は正しければ吉、大事は凶。無理せず小さなことから始めましょう。

六:上六。乘馬班如、泣血漣如。

馬は進まず、血の涙を流す。困難の極み。今は耐え忍ぶ時で、無理に動くべきではありません。

占いでの解釈

水雷屯が出た場合、新しいことの始まりにおける困難を示しています。焦らず、着実に準備を進めることが求められます。

恋愛・結婚

出会いや関係の始まりに困難が伴う時期。焦らず、ゆっくりと関係を育てましょう。信頼できる仲介者がいると良い展開に。

仕事・事業

新規事業や転職は困難が予想されます。準備を十分に整え、信頼できるパートナーや助言者を見つけることが成功の鍵。

健康

体調を崩しやすい時期。無理をせず、専門家のアドバイスを受けながら、じっくりと回復に努めましょう。

総合的なアドバイス

屯卦は「産みの苦しみ」を象徴します。新しい生命が誕生する時、最も困難な瞬間を経験するように、あなたも今、重要な転換期にいます。この困難は、より大きな成長のための必要なプロセスです。

焦らず、忍耐強く、そして信頼できる協力者の助けを借りること。それが屯卦の教えです。

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